自分に合った戦略②
どうも。凡人です。
自分の身体的特徴や好きな技を把握できましたか?
それでは戦略を考えて行きましょう。
そもそも戦略とは何か?
戦略とは自分の理想像に辿り着く為の地図です。
この理想像は事細かに意識して作りましょう。
戦略(地図)は自分の理想像から逆算して、自分の好きな技をベースに考えます。
逆算する事で、理想像に近づくロードマップ(道順)が明確になります。
その際、理想像が自分の特徴と掛け離れていないか確認しましょう。
例として・・・
スタミナが無く、スタミナをつける練習が苦手。
突きより蹴りが好き。年齢30歳。
上記の特徴を持つ選手が
「無尽蔵のスタミナで最初から最後まで手数で相手を圧倒する!」
と言う様な理想像を手に入れるのは効率が良くないです。
上記の特徴や特性を踏まえた上での実現可能な理想像としては
「筋力をつけ一撃の威力を上げたカウンタータイプ」です。
スタミナが無いなら練習してつければ良いじゃないか!との声が聞こえてきそうですが、苦手な事に時間を割くより、楽しくやれる事に時間を割く方が効率良く強くなれます。
理想像が出来たら計画を立てましょう。
①達成時期
いつまでに達成するのか明確にします。
②現状の把握
現状がどの様な状態なのか分析します。能力値を数値化して見える化しておくとやりやすいです。
③問題を洗い出す
現状の分析結果と理想像を比較して、何が必要で、どんな事が問題なのかを洗い出します。そして洗い出した問題を分析して、その為の解決方法を検討します。
④時系列で計画を練る
どの順番で、どの問題から着手していくのかを時系列で考えていきます。目標達成したい時期から逆算して、どのタイミングで何をするか考えましょう。
参考までに先ほどの例で計画を作ってみます。
①達成時期:1年後
②現状の把握:スタミナ3、筋力5、スピード4、反応4、突き3、蹴り6(10段階)
③問題を洗い出す:一撃で倒す為の技が無い。カウンターをとる為のタイミングが計れない。スタミナ不足が頭に有り、積極的に攻めていけない。蹴りのスピードが遅い。蹴りの予備動作が大きい。
④時系列で計画を練る:
一ヶ月:倒す技をハイキックに決めてひたすらカラ蹴りをする。柔軟性を増す為に毎日朝晩でストレッチ。筋力UPの為、プライオメトリクスを二日に一度トレーニングに入れる。動画でフォームチェック。筋力6、スピード5、反応5まで能力値を上げる。
三ヶ月:ミットを持って動いて貰い、動くミットにタイミング良く蹴りこむ。近め、通常、遠め。目線のフェイントも練習する。
ストレッチとプライオは継続する。動画でフォームチェック。
筋力7、スピード6、反応6まで能力値を上げておく。
六ヶ月:対人練習でカウンターのタイミングを掴む。その際、動画を撮り、自分の反応の癖や、タイミング、目線、間合い等をチェック。筋力8、スピード7、反応7にする。
九ヶ月:組手を増やし、色んな技に対してカウンターを入れれるようにする。
得意なパターンを増やす。距離やタイミングの引き出しを多くする。相手の動きを予測出来る様にする。筋力9、スピード8、反応8にする。
一年後:どんな状態からでもカウンターが取れ、得意なハイキックで倒せる選手になっている。筋力、スピード、反応を10に持ってくる。
ざっくり過ぎるが参考までに。今回は期間を一年と決めたので、稽古内容はスーパーハードモードになるでしょう。自分に合った期間で計画を作るのが一番です。
それでは。また。